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デジタル画像による3次元写真計測システム
● はじめに
土砂管理などのを実施する上で土砂移動の量と質に関するモニタリングは必要不可欠となってきています。土砂移動の量の計測に関しては、これまで実測による測量等が実施され、近年ではリモートセンシング 1) 等が活用されています。しかしながらこれらの計測手法では多大な経費を必要とするのが現状です。
そこで当社では、活用の範囲は限定されますが簡便且つ安価な手法によって測量を可能にするデジタルカメラを用いた写真測量を行っております。
● PPG(Powered Para Glider)を利用した写真測量
撮影した複数の写真(デジタル画像)をもとに、画像をコンピュータで解析し、被写体の3次元の位置座標(X,Y,Z)・面積・距離などを測定できる 2) 写真測量を応用して、PPGと組み合わせることによって、安価、安全で且つ迅速に簡易航空測量が可能になりました。
1) リモセン(リモート・センシング)とは、「航空機や人工衛星など地表から離れたところから、光や電磁波などを利用して地球の表面や内部の現象を調べる技術」
2) 解析には専用ソフトが必要